【超決断力 著者メンタリストDaiGo】読んでみた ③ 完璧主義は決断スピードを下げる
前記事では、決断の迷いを減らす枠組みとして「クネビン・フレームワーク」を見ていきました。
続いては「完璧主義は決断スピードが下がる」という事をアウトプットしていきます。
なぜここで「完璧主義」のお話をピックアップしているかと言いますと、完璧主義の考え方は「クネビン・フレームワーク」に悪影響を与えてしまうからです。
『単純』な状況なのに、決められずに悩んでしまう。
『面倒』な状況なのに、完璧な準備を求めてしまう。
『複雑』な状況なのに、細かく分析して問題を全て把握しようとしてしまう。
『混沌』な状況の不完全さを前にして、パニックに陥ってしまう。
いくらクネビン・フレームワークを学んだとしても、自分が完璧主義だと悪影響を与えてしまいます。
つまり、完璧主義の人は、クネビン・フレームワークを学ぶよりも先に「完璧主義の傾向を遠ざける対策を行う方が、長期的にみて自身の決断力向上に繋がります。
本書では5つの罠として完璧主義者が陥りやすい傾向・考え方を列挙していますので、詳細について確認しましょう。
罠① 悩みすぎて決断ができない
→これ、個人的なお話ですが、よくあります。
何かを買うとき、選べる範囲内で一番良いものを選ぼうと思ってかなり多くのものをずっと観てしまいます。
この対策としては、「最高の決断ではなく、最善の決断をする」ことです。
空気清浄機の例でお伝えすると、
加湿付きのものが欲しいなと思って空気清浄機を探していたものの、同じ価格でより多機能なものがないかをずっと探したり…。
ここではもともと希望していた「加湿付きの空気清浄機」を選びましょうということですね。
罠② サンクコストに注目してしまう
→サンクコストとは、既に費やしてしまい戻ってこない費用や労力、時間のことです。
こちらもよくありますね。
UFOキャッチャーとかでもずっと使ってしまいます(笑)
過去に目がいっているときは、「サンクコストに注目している罠では?」と自問自答する事が大切です。
罠③ 新しいことに挑戦しなくなる
→新しいことにチャレンジする為に完璧な準備をしようとしてしまうあまり、チャレンジしなくなってしまいます。
『完璧を追い求める美しい姿勢のようで、やらない理由を自分に言い訳し、行動しないでいるだけ』ということをしっかりと意識しないといけません。
罠④ 気づかないうちに周囲から嫌われる
→周りにも自分の完璧主義的な基準を要求してしまう傾向があるので、注意しましょう。
相手に完璧を求めてしまいしそうになったら、そう言えるだけの行動を自分自身がしているか・それだけの高い基準が必要なのかを自問自答しましょう
罠⑤ 行動しなかった失敗を引きずる
→完璧主義者は行動に移すことなく、それを「失敗」として、失敗経験を溜め込んでしまいます。
その経験から、その失敗を引きずって、ますます行動できなくなっていきます。
ここまでが「完璧主義者が陥りやすい5つの罠」となります。
私自身、別に完璧主義者ではありませんが、それでは当てはまる罠がありましたので、しっかりと自問自答しないといけないなと思います。
次回の記事では、「脱・完璧主義」の考え方についてまとめていきます。
本日もお読み頂きありがとうございました!